【人材紹介会社】自分の退職挨拶メールをもとに人材紹介の仕事の魅力や大変さを解説

ビジネスよもやま
人材業界で働くことに興味がある人や、人材業界で働き続けるかどうか悩んでいる人向けです。

ぼくのキャリアは、人材紹介会社から始まっています。

5年勤めたあとに退職。

その際には、みなさんと同じようにぼくも退職挨拶メールを送りました。

 

 

今回は、↑の自分の退職挨拶メールを題材にしながら、人材紹介会社で働く上での魅力、面白み、醍醐味、辛さ、厳しさ、大変さ・・・などについて、ぼくなりに思うことをご紹介します

事前に↑退職挨拶メールをご覧いただいた前提で記事を書いています。ご注意ください。
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人材紹介という仕事の魅力

未成熟な業界→若くても裁量が大きい

まず1つ目は、未成熟な業界ゆえに、若くても圧倒的な裁量があること。

挨拶メールでいうこの部分ですね。

「何でこんな堅そうな業界に…」と思いつつも、物凄い勢いで変化する業界動向、転職・中途採用マーケットを睨みながら、人材という切り口で提案を行う仕事は、正直、純粋に面白かったです。

お客様である人事の方には社会人数年目の自分の話に耳を傾けて頂き、社内では自分がやりたいと言ったことには常に耳を傾けてもらえ、実現しやすく、仕事の各論も裁量が大きく、

人材紹介という仕事は、実はまだ新しい。

法的に「有料の職業紹介、全職種何でもやっていいよー」と解禁されたのは1990年代後半なんですね。

なので、まだまだ最近生まれたばかりの業界です。

ゆえに何が起きるかというと、自分たち(=人材紹介会社)側もクライアント(=人材紹介を利用する中途採用を行う会社)側も未成熟なんですよ。

ざっくりいうと、お互い詳しくない笑

今でこそ中途採用も一般的になりましたが、年代によってはまだまだ縁遠い人もいる世界です。

だからこそ、ですよ。

人材紹介の営業担当は、大学卒業したばかりの1年目2年目でも、クライアントたる企業の人事と対等に話ができちゃうんですね。

普通は、人事担当ってその会社のなかで偉い人が多いイメージありがちですが、彼らとも飄々とやりとりできてしまう。

嘘じゃないですよ、人事課長や人事部長は当たり前。

会社規模によっては、社長や役員レベルにも提案を仕掛けられちゃいますからね。

採用ってめちゃくちゃお金がかかります。

特に、人材紹介を利用してとなると、一人あたり、年収の30−35%のお金がかかるんです。

それくらいお金がかかる採用を、企業によっては数十人、数百人単位で行うわけですから、自然と提案の金額も上がりまして、数百万は当たり前、数千万の提案も余裕でできてしまいます。

そんな局面でも、やはり人材紹介会社はまだ若い業界です。

会社の中に手練れの先輩はいても、正解は確立されていない世界なんですよ。

採用で超絶困っているクライアントのために何かやりたいと思えば、何でも提案できてしまう。

クライアントの人事担当の代わりに自分が面接をしたいといえば、面接できちゃいます(面接代行)。

セミナーをやりたいといえば、セミナーできちゃいます(セミナー代行)。

「うちだけで、独占でこの案件を扱わせてください!」といえば、クライアントとの信頼関係次第ですが、できちゃうんです(独占求人)。

これこそ人材紹介の営業なのです。

・・・面白いでしょ?笑

全ての情報が仕事のネタ→知的好奇心が刺激される

続いて2つ目は、知的好奇心をこれでもかと満たしてくれる環境です。

挨拶メールでいうこの部分ですね。

様々な業界、ビジネスモデルを知れ、自分なりの意見を顧客にぶつけることも出来、知的刺激には事欠ず

人材紹介の営業担当が相対するのは、クライアント企業の採用担当です。

彼らは、自分たちの採用が成功してほしいがために、なぜ採用するのか、どんな人がほしいのかを詳しく教えてくれます

聞いてビックリ、これらの情報は、実は新聞や雑誌などにも載っていない、まさに「その情報を社外で知っているのは、その場にいる人だけ」状態です。

まぁ、そうですよね。

クライアント企業にとっては、自分たちが全力で仕掛ける事業は成功させたいわけで。

わざわざ世の中に、「自分たち、今後こういう人を雇って、この事業強化しますんでヨロシクっ!」とオープンにはしないんですよ。

そうすると何が起きるか。

・・・巷で話題の「非公開求人」が誕生します。

人材紹介会社という単位でみれば、こんなこと日常茶飯事です。

そこかしこで、非公開求人が生まれまくります。

当然、1つ1つの求人ごとに狙いや理由がある。ドラマがある。

それを世の中よりも一歩先に知れる人材紹介の営業担当の優越感たるや、すごいですよ。

自分の担当クライアントの非公開求人の情報をもとに、同業界の他社の求人状況を見渡しては、その違いや差分を記憶する。

それを積み重ねて、様々な業界、会社の動向やビジネスモデルを理解しながら、あらゆる会社のセールスポイントや弱点を覚えていく。

ここでの知的好奇心の満たされ方は本当にハンパないです。

公私関係なく、新聞紙面に登場する企業はもちろん、普段の生活で接するモノやサービスにまつわる採用動向や人の出入り、そこで働く人の年収水準などが、点と点がつながって線になるような感覚で、脳ミソのなかに蓄積されていきます。

やがて・・・あらゆる転職希望者の退職理由に対してカウンターパンチを合わせるように、自分の担当クライアントの魅力を訴求できる採用支援マシンとなっていくんですね。

強烈ですよ笑

採用を支援し、転職を支援→貢献実感も大きい

続いて3つ目。

ポジティブな仕事の魅力という点では最後ですが、それは社会貢献性です。

挨拶メールでいうこの部分ですね。

●●業界、ひいては、社会全体にも何らか影響を与えられ、価値発揮が出来、

人材紹介という機能を通じて相対するのは、「採用活動を通じて優秀な人材を確保したい」というクライアント企業側の想いと、「転職を実現したい」という個人の想い、両方です。

たくさんの企業とたくさんの個人がいるといっても、様々な条件が合致して採用・転職の実現に至るのはほんの一握り。

そうして生み出された成約(実際に採用支援・転職支援につながること)のなかには、入社後著しい活躍をされて、クライアント企業からも、そして、転職を成した個人からもお褒めの言葉をいただくだってあります。

そのときの喜びたるや。

単なる人材紹介の営業担当でありながら、完全に外部の人間でありながら「あの会社のあの事業の成長は自分が支えているッ!」という謎の仕事の誇りにつながっていくんですね。

・・・うん、本当にいい仕事です笑

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人材紹介の営業の仕事の辛さ・厳しさ・大変さ

逆に悪い点は何か。

これも大事な要素なので、書き連ねておきましょう。

労働集約的→ハードワーク必須

まずは忙しいということ。

挨拶メールでいうこの部分ですね。

お会いした某OBの方の「仕事も時間も休みも自分で創るものだ」という前のめりスタンス、これらに強く共感して入社を決めたことを覚えています。(〜中略〜)仕事とプライベートの境目はないに等しい(土日、会社に来過ぎた気がします)。

人材業界って扱うものが「人」なんです。

正確に言えば、「人」という相手あるもの、さらには、目に見えない「人の感情」です。

これをうまく導かなくちゃいけないんですが、まぁやっかいで(笑

通常、人材紹介会社は営業上の目標をおいかけています。

1ヶ月あたりの成約人数、または、成約に伴う手数料金額あたりがメジャーですね。

でも、考えてみてください。

扱うのは、人であり、人の気持ち。

ゴリゴリ詰めたって押したって引いたって、転職したり採用したりするのは赤の他人です。

定量的になかなかどうこうできないものなんです。

これを追いかけなくちゃいけない。

結果、どうなるかというと、杓子定規にどのくらいの数の求人を紹介したか、どのくらいの数の面接を案内できたかという数値を追いかけることになります。

とはいえ、しつこいですが、相手は人であり人の気持ち。

そのなかで数字を追いかける。

・・・もう、行動しかないんですよね。

そうして土日も出社する。深夜も働く。

本来みんな休みのはずなのに、なぜか周囲もみんな出社しているから、みんなでそのまま飲みに行く・・・。

そんな働き方をしている人が多かったですね。

ぼく自身も土日はほぼどちらかは出社していたような気がします。

当時は何も苦にならなかったですけどね。

今はだいぶ改善したとは聞いています。

扱うものが人の気持ちや業界動向→運も大切

続いての悪い点は、運に左右されることが大きい、ということです。

挨拶メールでいうこの部分ですね。

勿論、嬉しいこと・楽しいことばかりではなく、成果が出ずに苦しみ、悩んだりしたこともありますし、08年後半以降の景気悪化に伴う、リストラ時の会社の空気は個人的には最悪でした。

「人材紹介の営業の仕事の辛さ・厳しさ・大変さ」に位置付けて書いていますが、この運次第というのはポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。

ポジティブなものでいうと、実際にあったこんなエピソードをご紹介しましょう。

ある日、とあるクライアントから募集の依頼を受けました。

まぁ、なかなか市場にいないような募集要件で。

「こんなので募集してもなかなか対象者いないでしょ。」

そう思いながら過ごしていたある日、喫煙室で先輩と話していた時のことです。

あ、そういえばこんな新しい求人が入ったんですけどね。全くもって採用のご支援できるイメージがないんですよ

え、ちょっと待って、最近会った候補者でさ、そういうのにフィットするような人いたよ

え?ほんとですか!!

・・・この話の結論は、結果、無事にサポートができてしまうのだから驚きです。

何が驚きかといえば、この喫煙室の会話がなかったら、この事例は生まれていないわけですよ。

人1人の人生が変わってしまっています。

事実は小説よりも奇なり。

一方で、ネガティブなものでいえば、もう、それはリーマンショックでしょう。

当時、ぼくの主なクライアントは金融業界でした。

需要の蒸発とはまさにあのこと。

目の前から求人がほぼ消え去り、手元に残ったのは保険のフルコミッション(完全歩合制)の営業ばかり。

あっちゃーって感じです笑

こういうときは、もうどうしようもないですね。

採用って、景気の影響受けやすいものですから。

覚えておいてください、景気が悪くなった時に削られやすい代表格が「採用費」ですよ。

実は一般的なビジネススキルが弱い

業界が未成熟かつハードワークだからでしょうか。いい人が残らないんですよね。。

メールでいうと、このあたりですか。

入社以来、ついつい自分の言いたいことをぶつけてしまい、その時々に各所からいろんな指摘や注意も頂きましたが、(時には、「モッサリは犯罪だ」など、意味不明な/不適切な発言もしてしまいました。今は反省しています。申し訳ございません。)結婚前後くらいから、「●●(名前)は丸くなった」だの、「凄く人間らしくなった」等の声が。うっすら自覚はありましたが、なんというか、危機感を感じました。このままではビジネスパーソンとしてまずいぞ、と。

人材紹介の営業担当はみんな、一般的なOAスキルやビジネスに必要な折衝力は磨かれることないまま、知的好奇心のサイボーグとして成長します。

もちろん異動もありますよ。

でも異動といっても、担当する業界が変わったり、中途採用を希望する法人相手⇄転職を希望する個人相手に変わるだけなんです。

例えば、ExcelやPPTを使ったドキュメンテーションスキルや、全社横断のプロジェクトの事務局なんてのは全くやる機会が出てこないわけで。

まぁ、これも捉えようで、それでもいい or 「中途採用や転職のスペシャリストになるんだ」という人にとっては最高の環境だと言えます。

人材業界への転職を考えている人へ

さて、ここまで、ぼくの退職挨拶メールをもとに、人材業界、特に人材紹介の営業という仕事の魅力

そして、辛さ・厳しさ・大変さ…をご紹介してきました。

どんな仕事にも楽しい・辛いはあると思いますが、ここまでの情報を踏まえて、それでも人材業界や人材紹介に興味がある方には、超絶オススメの方法があります。

それは、実際に人材紹介会社に登録して、彼らのオフィスにいって、彼らの転職カウンセリングを受けてみること。

登録やカウンセリングを受けるといっても無料です。

だって、彼らは、人材紹介という仕事は、年収の30−35%を募集企業から頂戴するビジネスモデルですから。

無料で、自分の職務経歴を伝える一方で、自分が転職市場でみた時にどんな存在なのか、客観的なフィードバックを得ることができます。加えて、相手にも人材紹介業におけるやりがいや、大変な点をざっくばらんに伺うことができますよ。

*人材紹介会社*

当ブログをご覧の方は、人事・人材系が多いような気がします。総合型のDODAと人事などの管理系に強いMS JAPANをご紹介しておきましょう。

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ほんだらのー!

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この記事を書いた人
Seipon

ネット企業の人事の人。
妻&2人の子どもと渾身のパパライフ中。
育児や子育て・おすすめビジネス書などを中心に情報発信中。
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