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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は何が面白いのかを解説【感想】

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書籍『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に興味がある人

最近、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』っていう本が売れているみたい。タイトルからして謎だけど、一体何が面白いんだろう?

 

最近、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』っていう本が売れているみたい。タイトルからして謎だけど、一体何が面白いんだろう?

そんな素朴な疑問を取り上げます。

 

 

我が家でこの本を最初に読み始めたのは配偶者です。
「めちゃくちゃ面白いから、次貸すね」と言われて待つこと数週間。随分時間かかっていたので、「まだ?」と聞くと、1章ずつ読んでいるとのこと。
なんとなく「読み終わるの遅いなぁ」と思っていました。

 

読み終えた今なら分かります。

この本は、味わうように読む本です。

文字通り、1章ごとに食レポさせられるような、そんな不思議な読後感があります笑

詳しく深掘りしつつ、ご紹介します。

 

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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は何が面白いのか

 

いきなり結論です。

この本の魅力は、多様性の疑似体験です。

日本人の母親を持つイングランド在住の中学生の学校生活を通じて、数多ある疑似体験できちゃう。

「いつ自分の身に起きても不思議じゃない」、リアリティ溢れる筆致で描かれた世界観にみんな没入しちゃうんです。(実際、リアルそのものですがw)

 

多様性の疑似体験

 

ぼくらの普段の生活にも多様性ってたくさんありますよね。

 

  • 貧富
  • 宗教
  • 移民
  • 国籍
  • 民族
  • etc…

 

でも、ニュースやドラマではよく見聞きするものの、ガチで体験することは意外と多くなかったりしません?

・・・

一旦、「この本ってそもそも何?」という方へ、どんな本かを簡単にお伝えしましょう。

 

意外と気づいていない人がいますが、実は本の装丁にも注目です。タイトル通りの色のデザインになっていますよ^^
 

あらすじ・著者

あらすじはこんな感じです。

 

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。
ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。

 

舞台は、イングランド、そして日本です。

2015年のラグビーW杯で南アフリカを破った「ブライトンの奇跡」。その地名、ブライトンも舞台としてたくさん登場しますよ!
 

著者はブレイディみかこさん。

もともと保育士、かつ、ライター・コラム二ストで、こんなご経歴のようです。

 

  • 1965年福岡市生まれ
  • 音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住
  • ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始

 

どんな方かご覧になりたければ、こちらの記事に著者ご本人の画像がありますのでどうぞ。

 

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表彰

評判やレビューがめちゃくちゃいいんですよね。

2019年6月発売。そこから、じわじわ人気に火がついて、気がつけば本屋の売れ行きランキング1位に到達というすごい本です。

 

TVで取り上げられた!

  • NHK「おはよう日本」「あさイチ」
  • フジテレビ系「めざましテレビ」
  • TBS系「王様のブランチ」

 

各種表彰を受賞!

  • Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞受賞
  • 第73回毎日出版文化賞特別賞受賞
  • 第2回八重洲本大賞受賞
  • 第7回ブクログ大賞 エッセイ・ノンフィクション部門受賞

多様性の疑似体験

 

この本の魅力は「多様性の疑似体験」と書きました。

 

多様性の疑似体験

 

これこそが、この本を読むのに時間がかかる理由です。

 

我が家でこの本を最初に読み始めたのは配偶者です。
「めちゃくちゃ面白いから、次貸すね」と言われて待つこと数週間。随分時間かかっていたので、「まだ?」と聞くと、1章ずつ読んでいるとのこと。
なんとなく「読み終わるの遅いなぁ」と思っていました。

 

配偶者も、そしてぼく自身も読むのにめちゃ時間かかりました。

理由は、答えがない問いを突きつけられるからです。

これが、そんじょそこらのビジネス書や小説とは違う、不思議な読み心地を生むんですよね。

 

例えば。

この本には、親子のこんな会話のシーンが描かれています。

 

「多様性っていいことなんでしょ?学校でそう教わったけど?」

「うん」

「じゃあ、どうして多様性があるとややこしくなるの」

「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」

「楽じゃないものが、どうしていいの?」

「楽ばっかりしてると、無知になるから」

 

このくだりを読むと、「もし、自分が多様性の何がいいのかを子供に聞かれたら、何て言えばいいんだろう」とか考えさせられてしまう。

そんなことを1つ1つ、自分の胸に手を当てて考えながら読むと、あっという間に、時間を食ってしまう。

そんな魔性の本です笑

 

手にとって読まれる方は、十分な時間的余裕を備えておくことをオススメしますw

ほんだらのー!

 

 

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