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【感想】『ヒトラーの試写室』で読む特撮の神様(円谷英二)とプロパガンダの天才(ナチスのゲッペルス)の数奇な運命

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最近、ぼくがハマっている小説家、松岡圭祐さん。

ここ1年くらい、近現代史を題材に、「事実は小説よりも奇なり」を地で行く小説を2ヶ月に1冊ペースで連射してくれてまして、発売テンポが心地よすぎる。

今回も早速読みましたよ!

『ヒトラーの試写室』(松岡圭祐著)

 ジャーン!

 

 

タイトルに少しビビりますが、でも、確かにストーリーままです。

Amazonの商品紹介はこんな感じ。

1937年、22歳の柴田彰は円谷英二の下で日独合作映画『新しき土』の特殊撮影を担当し見事に完成させた。その技術に目をつけたのがナチス宣伝大臣ゲッベルス。映画による人心の掌握と統制を進める彼は、柴田をベルリンに招聘し、タイタニック号の沈没シーン制作を命じる。環境の違いから撮影は苦戦。妻子を想う柴田だったが、ベルリンは戦火に…。意外すぎる歴史秘話に基づく、一気読みと感動必至の傑作エンタメ小説。

小説の1ページ目には、「この小説は史実から発想された」とあり、読む前に唾を飲み込むこと必至です。

ウルトラマンの円谷英二にナチスのベッベルスが登場

今回の小説の面白さは知ってる人が出てくることでしょう。

まずは円谷英二(つぶらやえいじ)

ご存知・・・ですかね?

ぼくの記憶ではウルトラマンの生みの親ではなかったですか?

ほら、Wikipediaにも載ってますよ。

昭和における特殊撮影技術の第一人者であり、独自に作り出した技術で特撮映画界に多大な功績を残したことから、特撮の神様と呼ばれる。円谷の人生は、活動大写真と呼ばれた明治時代の黎明期から、映画斜陽期を迎えた東宝解体までの日本映画界の歴史とそのまま重なっている。

円谷英二 - Wikipedia 

続いてはドイツはナチスのゲッベルス

こちらはぼくも知りませんでした。

だがしかし、ナチスがヒトラーの演説やベルリンオリンピックに代表されるように、国内世論を巧妙に誘導したとか、プロパガンダしまくったというのは聞いたことあるんじゃないですか?

ゲッベルスはその張本人です。

Wikipediaには、「プロパガンダの天才」とまでw

ドイツの政治家。ジョセフ・ゲッベルスとも[5]。「プロパガンダの天才」「小さなドクトル」と称され、アドルフ・ヒトラー率いる国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の政権掌握と、政権下のドイツの体制維持に辣腕を発揮した。政権下では第3代宣伝全国指導者、初代国民啓蒙・宣伝大臣を務めた。

ヨーゼフ・ゲッベルス - Wikipedia

ほかにも、ヒトラーはじめ「え、この人も出てくるの?!」という点で楽しめること請け合いです。

物語の舞台は第二次世界大戦前夜の日独映画界から

−かたや日本が誇る特撮の神様、かたやドイツのプロパガンダの天才−

遠く離れているはずの両者が、第二次世界大戦前夜に小説になるほどの交わりを得たのはなぜか。

・・・

先の商品説明のとおりですよ。

素晴らしい特殊映像技術を用いた映画が、人心の掌握に役立つから。

詳しい部分は小説に譲りますが、ビビりますよw

今の時代のように満足のいく機材や技術がない時代は、タイタニック号沈没ってこう撮ってたのかって。

ここまで観衆の心の動きを考えて映画とかって作ってんのかって。

でもそれよりも何よりも一番ビビるのは、戦争中にプロパガンダを目的とした映画を作らなければいけない人たちの心の描写でしょう。

うーん、読み終わったあとは・・・なんともいえない気持ちで胸が一杯になった。

まとめ:ウルトラマンを観たくなる

ぶっちゃけね、ぼくは34歳だし、いまさらウルトラマンとか観たいと思わなかったわけ。

子どもは興味あるみたいだけどさw

でもね、この小説を読むとウルトラマン、観たくなるよね。

  • 今のように映像技術も発達していない時代にどうやって撮ったんだろう?
  • どの撮影テクニックが、第二次世界大戦期の日独映画界のやり取りにルーツがあるんだろう?

うーん、いい本だ。次も期待してるぜ、松岡圭祐さん!

ほんだらのー!