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渾身のパパライフをつづるブログ。Let's enjoy happy "papa" life!!

世界史x近現代の歴史小説家・本の人気・オススメを全力でピックアップしちゃうぞ

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近代とか現代の、面白い歴史小説読みたいんだよなあ、特に世界史と関係するようなやつ

なぁーんて思って検索しても、出てくるのは毎度お馴染みの検索結果ばかり。

んでもってちょっとお堅いやつねw

違うの。

ぼくが求めてるのはもっとエンタテインメントな感じなのよ!

読んでハラハラドキドキして、歴史の「タラレバ」に想いを馳せて、なんともいえない読後感に浸りながら、気付けば教養が身に付いている(←

諜報系?スパイ系?

そう、例えばそんなイメージ!

そう思ってたら、

「だったらオマエがリスト作れや」

という声が聞こえてきたので作ってみます。

世界史x近現代の歴史小説にエンタテインメントを求めてやまない。

そんな全ての人へ、役立てばいいなあ。

・・・とは言ったものの、どの時代の小説から紹介するのがいいのやら笑

ええ、悩んでますが、何か?

というわけで、順不同で許してください涙

ワイルド・ソウル(垣根涼介)

ブラジルに日系移民が多い衝撃の理由

ブラジルを舞台にした小説、ワイルド・ソウル。

 

 

ブラジルといえば、日系移民が多いってことを想像すると思うんですけど、さて問題です。

なぜ、ブラジルには日系移民が多いのでしょう?

・・・ってことを、どうして誰も教えてくれないんだろうね。

知っちゃいけないことを知ってしまったような背徳感と圧倒的スピード感に「これぞ俺の求めていたエンタテインメント!」と雄叫びをあげながら一気に読めちゃいますよ!

その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。

サッカー ナイジェリア代表が試合当日入りしたマナウスという地が、日系移民史の闇を思い出させる - パパジン - papazine -

龍の契り(服部真澄)

なぜイギリスは香港を返還してしまったのか

続いては香港を舞台にした小説、龍の契り。

 

 

この本、ひょっとして絶版か何かになったのか・・・

正規の本の流通量が少ない気がするんですよね。

ひょっとしたら、香港返還に関する踏んではいけないしっぽに・・・?

でも確かに不思議だ。

イギリスから中国への香港返還当時、ぼくはまだ高校生でなーんにも気に留めていなかったけど、どうしてイギリスは香港を返還しちゃったんだろ?

事実は知らないけどさ、「事実は小説よりも奇なり」なんだろうなあと思わされます。

1982年、英国情報部が外交文書を撮影中に失火、ロンドンのスタジオが全焼した。そして、その騒ぎのなかで、忽然と姿を消したある1通の機密文書があった―。2年後の1984年、中国との香港返還交渉に臨んだ英国首相サッチャーは、それまでの強硬な拒否姿勢を一変させ、なぜかほぼ無条件でその返還に合意した。世界各国は訝った。英国が突如態度を翻した理由は、いったい何なのか? 1997年の香港返還が迫るなか、国際社会の将来を左右する機密文書を巡って、英、中、米、日の4カ国による熾烈な争奪戦が開始されていた……。

プラハの春(春江一也)

東西冷戦時代の東欧へタイムスリップ

個人的には、ヨーロッパと日本の近現代歴史小説の最高峰。

著者が外交官ってのもいいよね!

先生、ぼくもプラハに行っていいですか?!

 

 

小さいころ、我が家には地球儀があってさ。

そこにはソヴィエト連邦なんてのが載ってて、お父さんに「もうすぐここがなくなるんだ」なーんてことを教えてもらったようなもらってないような…(←

今でこそ、西側とか東側とか、資本主義とか共産主義とかって全く聞かなくなったけど、当時は大変な時代だったんだと思うよ。

そんな時代の外交官はやりがいあったろうねぇ。

1967年3月、プラハ。チェコスロバキアは共産主義の抑圧から脱し、経済改革と自由化への気運を高めつつあった。そのさなか、堀江亮介はビーナスのようなカテリーナ・グレーベと出会った。だが、亮介は日本国大使館員、カテリーナは東ドイツ人の反体制活動家。東西対立の最前線の地では、禁断の愛だった―現役外交官が自らの体験をもとに描いた、国際ラブ・ロマン。

ちなみに、これ読んだら止らなくなるよw

ベルリンの秋(春江一也)

ベルリンの壁の時代を追体験

舞台はベルリンへ。

「ソヴィエト崩壊」って、当時世の中を知らなかったぼくには、どうでもいい話だったわけだけど、知れば知るほど凄いことが起きてたんだなぁ。

 

 

なんだろう、読んで涙を流した記憶しかない。

多少の誇張はあったとしても、こんな世界がたった四半世紀前にあったなんて信じられんよねぇ。

「プラハの春」から半年後。外交官・堀江亮介は、初恋の人「リョウ」への想いから失語症になったシルビアと再会。言葉を取り戻した少女を「もう逢えない」と突き放す。帰国後結婚した亮介だが、五年後シルビアの住むDDRへ赴任することに―。一方、ソ連崩壊を予測する秘密報告をめぐり東西両陣営では様々な憶測が飛び交っていた。東独を舞台にした国際政治サスペンス、哀切なラブロマンス。

流(東山彰良)

台湾の青春時代

意外とありそうでない、アジアは台湾の小説。

「1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごした後、9歳の時に日本に渡る。」という著者だからこそ描けるリアルな描写がすごいんだ。

 

 

台湾ってね、旅行で行ったこともなかったし、あんまり知らないんだよね。

でも、そんなぼくでも蒋介石は聞いたことあるし、国民党の存在も知ってる。

親日だっていうことも聞いたことある。

「ただ、、それ以上のことは分からない」って人にピッタリだと思う。

日本語というか、表現が秀逸で何度も同じ文章を読んじゃうこと間違いなしよ!

一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)と言わしめた直木賞受賞作。

【感想】『流』直木賞小説で読む、台湾の近現代史。どこの若者も青春はハチャメチャだね。 - パパジン - papazine -

大地の子(山崎豊子)

文化大革命時代の中国を知りたいなら

言わずと知れた山崎豊子の小説。

舞台は中国大陸と日本。

 

 

先の「流」と同時代の中国大陸はこんな感じだった、という比較で読むと面白い。

全4巻、読み終わった後のなんともいえない読後感が今でも思い出される。

今、改めてこの紹介文を読んでも胸がギューっ、てなるもんなぁ。

日本人残留孤児で、中国人の教師に養われて成長した青年のたどる苦難の旅路を、文化大革命下の中国を舞台に描く大河小説。満州に開拓団としてやってきた松本家の幼い長男・良雄。だが敗戦直後に侵攻してきたソ連軍により祖父と母を殺され、妹とは生き別れになる。日本人としての記憶をなくし、放浪し、虐待をうけ、逃亡する少年を救ったのは教師・陸徳志だった。その養子となり陸一心と名乗る。しかし、日本人であるがゆえに、文化大革命の嵐の中、リンチを受け、冤罪をかけられ、内蒙古の労働改造所に送られて、スパイの罪状で十五年の刑を宣告された。使役の日々の中で一心が思い起こすのは、養父の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。 

不毛地帯(山崎豊子)

シベリア抑留がどれほど地獄か

時を同じくして、日本人は日本人として大変だったわけで。

同じく山崎豊子著の不毛地帯。

日本にフォーカスあたってるけど、途中はソヴィエト連邦感が読み応えあり。

ドラマになるくらいだから内容は間違いないですよ!

 

 

いやぁ・・・ぼくはシベリア抑留って言葉で聞いたことはあったけど、この本を読むまでその実態をナメてました。

まさに地獄・・・。

信じられないほどの厳しさで、思わずどん引きしました・・・

大本営参謀・壹岐正は、終戦工作に赴いた満州でソ連軍に抑留される。酷寒のシベリアで、想像を絶する飢餓と強制労働に11年にわたって耐え抜き、ついに昭和31年、帰還を果たした。その経歴に目を付けた近畿商事の社長大門の熱心な誘いに応え、第二の人生を商社マンとして歩むことを決意。地獄の抑留生活の傷も癒えぬまま、再び「商戦」という名の新たな戦いに身を投じる。

69(村上龍)

学生運動という時代

ちょっと筆休み笑

1969年にルーツある、遊んだようなタイトルを付けて読者を驚かせて、ほくそ笑む村上龍w

・・・を尻目に、これも世界的な学生運動絶頂期に日本の若者はどうだったかを知れる良書(←

 

 

そんなに分量ないけど、超楽しく読めますよ!

悩みが吹っ飛ぶ面白さ! 1969年、佐世保で大暴れした高校生たちの永遠の物語。 この『69』を読んだ人は、まず嘘つきの大人たちにだまされないようにしてほしい。そして若者の特権は「時間という資源」だけだと肝に銘じて、成熟社会をサバイバルしてもらいたい。――村上龍

 1984年(ジョージ・オーウェル)

監視社会の到来を予言した世界的名著

数字を中心にしたタイトルつながりで、ジョージ・オーウェルの名作をご紹介。

確か大学生時代に読んだから…もう15年前くらいか。

 

 

最近だと、来る政府による監視社会(?)を予言した小説として紹介されることも多いんですよね。

今でも思い出します。

この小説のクライマックスなのかな、読んでいて急に頭が「えっ?」てなる部分。

そのときの、頭に鳥肌が立つというのか、脳みそをえぐられるような・・・、そんな衝撃だけは未だに残ってます。

〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。しかし彼は、以前より完璧な屈従を強いる体制に不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと出会ったことを契機に、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが……。

ウィーンの冬(春江一也)

プラハの春、ベルリンの秋とならぶ東欧三部作の最終章

前二作を楽しめた人ならば、そのままドキドキワクワク読めるはず。

 

 

途中にカルト的宗教団体が登場して、「おや・・・?」と思わされますが、それはそれ。

何よりも、ウィーンを舞台にした小説って無いんだよね。

また行きたい!

青年外交官として華々しく活動したこともあった堀江亮介だが、年を経て在外勤務から帰国。待っていたのは社団法人への出向辞令だった。外務省からリストラされ、屈託した日々を過ごす亮介に、突如ウィーンへの出張という話が舞い込む。東西冷戦が終焉したばかりの「魔都」ウィーンには、いまや国際的な陰謀が渦巻いている。突然の展開をいぶかる亮介がさぐる「出張」の目的とは何か。

スギハラ・サバイバル(手嶋龍一)

「第二次世界大戦中、ユダヤ人を沢山救った日本人がいた」

そんな話を聞いたことがあるとしたら、それは杉原千畝さんのことですよ。

 

 

「第二次世界大戦中、ユダヤ人を沢山救った日本人がいた」

 っていうけどさ、どうやって、どんな理由で第二次世界大戦下、ナチスドイツと同盟中の日本がユダヤ人を救ったのか。

ユダヤ人は日本へのビザを発給してもらったとしても、当時どうやって国を脱出し日本まで来たのか。

母国から着の身着のまま、家族とともに駆け抜けたであろう道中に、想像を絶するほどの不幸や苦難がないわけがない。

その具体的な事象も詳細に描かれていて、胸が詰まります。

ヒトラーとスターリンの悪魔の盟約から逃れるため、ポーランドを離れ神戸に辿り着いたユダヤ人少年。彼はそこでかけがえのない友を得る。時は移り現代、英国情報部員スティーブンは、アメリカ人捜査官コリンズと共に金融市場に起きている巨大な異変を探り当てた。全ては歴史に名を刻む外交官杉原千畝から始まっていた。

上海クライシス(春江一也)

舞台は新疆ウイグル自治区

この地域の小説ってのも限られるはず。

 

 

きっと、みなさんのなかにも「新疆ウイグル自治区」と聞くと、血なまぐさい事件を思い浮かべる人もいるでしょう。

実際に現地で何が起きてるのかは知る由もありませんが、小説で(不謹慎ですが)エンタテインメントとして読むには良書ですよ。

まずは断片的でもいい。

世界で何が起きているかを知りましょう。

話はそれからです。

新彊ウィグル自治区のウルムチで、中国からの分離独立を求めるイスラム系過激派による自爆テロが起きた。主犯格の少年は、かろうじてカラコルム山脈を越境して逃亡を計る。少年の妹も、ある密命を帯びて故郷を離れ、遠い上海へ身を潜める。それは、来るべき中国内乱への序章に過ぎなかった―。上海で実際に起きた事件を下敷きにした話題作を、大幅改稿して贈るスペクタクル・ロマン。

タックスヘイブン(橘玲)

パナマ文書に連なる世界のお金の秘密

一気に現代っぽいタイトルになりました笑

これまた珍しい舞台、シンガポール。

 

 

マネーロンダリング(資金洗浄)について書かれてあるんだけど、それよりも舞台のシンガポールがどんな国か、どんなことを意識することを宿命づけられた国か。

読みながらそんなことを学べます。

東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金マネーロンダリング融洗浄、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作!

二つの祖国(山崎豊子)

「戦争っていうコンテンツ、戦争が生み出すコンテンツってすごいよね」。

確か、そんなことをネット界の有名なブロガーのちきりんさんが言ってたんだけど、まさにそう。

事実は小説よりも奇なりがコレでもかコレでもか、って生み出される。

これもそんな一冊だと思わざるを得ないよ、、ね。

これまた山崎豊子で、舞台はいよいよアメリカに移ります。

 

 

これまた胸がキューっと締め付けられる、だけど、どんどん読みたくなる小説です。

アメリカに生まれ、アメリカ人として育てられた日系二世たち。しかし日米開戦は彼らに、残酷極まりない問いを突きつけた。アメリカ人として生きるべきか、それとも日本人として生きるべきなのか――。ロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者天羽賢治とその家族の運命を通して、戦争の嵐によって身を二つに裂かれながらも、真の祖国を探し求めた日系米人の悲劇を描く大河巨編!

海賊と呼ばれた男(百田尚樹)

日系石油会社、出光興産がモデル

最近の本で有名だから説明は要らないでしょ?

 

 

いい内容だよね。

もう一度読みたくなっちゃう。

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。

「日本に資源が無くて良かった」という発想 - パパジン - papazine -

黄砂の篭城(松岡圭祐)

意外と知らない義和団事件を学ぶ

最近見つけた一番のヒット作!

 

 

テーマは義和団事件。

世界史の教科書に、おそらく太字で書かれているこの事件について、ほとんどの人は聞いたことあるでしょう。

でもね、意外と具体的には何も知らない。

ましてや、この本の帯にあるような

維新からわずか30年で「国際法を守る規範の筆頭」と、世界から賞賛された日本と日本人の姿を鮮やかに描いている。―元防衛大臣 石破茂

こんなことがピンと来るはずがない。

でも、知らないからこそ面白いんですよ!

一九〇〇年春、砂塵舞う北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増していた。暴徒化して教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲する義和団。足並み揃わぬ列強十一ヵ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった。日本人の叡智と勇気を初めて世界が認めた、壮絶な闘いが今よみがえる。

騙されたと思って読んでみてください!

【感想】『黄砂の篭城』義和団事件が舞台のミステリー小説。立てこもる日本側のハラハラドキドキが全員必読! - パパジン - papazine -

蒼穹の昴(浅田次郎)

清王朝時代のオールスター小説

義和団事件が起きたまさにその前後に中国は新王朝で何が起きていたか。

 

 

ぶっちゃけ、わずか120年ちょっと前の歴史小説がどうとかよりもね、日本が宦官っていう制度を中国から輸入しなくて本当に、本当によかった・・・と思うくらい、宦官についての描写が細かすぎてビビる。

宦官(かんがん)とは、去勢を施された官吏である。去勢技術は家畜に施すものとして生まれたため、宦官は牧畜文化を持つ国にのみ存在するという説があるが、現実には牧畜文化を持たない国においても宦官は存在した。

宦官 - Wikipedia

登場人物に、伊藤博文や西太后はもちろん袁世凱や李鴻章、柴五郎まで出てくる感じで新王朝末期のオールスター感があります。

面白かった!

Amazonレビューはこんな感じ。

※第1巻のみ読んだ段階で以下のレビューを書いている。

清朝末期を舞台とした小説。主人公の李春雲(チュンル)は、極貧の子であるが、元宮廷占い師の婆に「中華の財物ことごとくをその手にからめとる」と予言される。もうひとり、春雲の死んだ兄の友人である梁文秀(シーリアオ)もこの占い師に「天子を支える重い運命を背負っている」と予言される。

梁文秀は、奇跡的に科挙に登第し、紫禁城にあがる。文秀の運命に刺激された春雲も「春雲なりのやり方」で宮廷を目指す。すでに腐臭の漂いはじめた清朝末期にあって、二人の運命はどうなっていくのか・・という内容であるが、引き込まれた。

科挙という試験制度の凄まじさなど、小説ではあるけれども、グイグイ引き込まれる描写である。また、春雲たちの時代の100年前に春雲と同じ「昴の運命」を背負っていた大帝である乾隆帝の幼少期のエピソードなど、子ども、あるいは、若さの一途さ・純真さがこの小説の輝きだと思う。この輝きが老いて朽ちていく清朝とコントラストになっていくのかもしれない。

生きている理由(松岡圭祐)

東洋のジャンヌ・ダルクがいたって知ってた?

ほんとね、最近の松岡圭祐の歴史小説はキレッキレのビンビンですよ!

 

 

この本の主人公、ぼくは知らなかった「川島芳子」。

先の2冊がちょうど中国の清王朝なわけだけど、本の裏表紙には

滅び行く清の王女は国を去り、日本で川島芳子として育てられた。後に日本の大陸進出を邁進する闘士として、東洋のジャンヌ・ダルクと持て囃された彼女が、なぜ十代で女を捨てて男になると宣言し、「男装の麗人」に変貌したのか? 国家を巡る思惑の狭間で生きる少女の数奇な恋と運命。激動の青春篇!

・・・東洋にジャンヌ・ダルクなんていたんでしたっけ?笑

とにもかくにも『生きている理由』というタイトルをぶつけてくるあたり、読めばなるほどって膝を打つはず!

是非読んでみてくださいな! 

落日燃ゆ(城山三郎)

A級戦犯と東京裁判

時代は変わり、第二次世界大戦期。

こんな本もあるんだよ、を紹介しましょう。

 

 

昔読んだけど、悲しい記憶しかない・・・。

東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。

八月十五日に吹く風(松岡圭祐)

日本軍って太平洋戦争でここまで進撃してたの?

時は第二次世界大戦、テーマはキスカ島撤退作戦というもの。

 

 

題名から、「なんとなぁ〜くこんな話なんだろ?」と思うと思うんですけど、多分、それとは違う形でストーリーは続きます。

毎年、8月15日くらいに思い出すんだろうなあ。

多忙の外務省担当官に上司から渡された太平洋戦争時のアメリカの公文書。そこには、命を軽視し玉砕に向かうという野蛮な日本人観を変え、戦後の占領政策を変える鍵となった報告の存在が示されていた。1943年、北の最果て・キスカ島に残された軍人五千人の救出劇を知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵と、日本人の英知を身で知った米軍諜報員。不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く。

【感想】『八月十五日に吹く風』太平洋戦争で日本は日付変更線の先で戦ってた?キスカ島撤退という奇跡の作戦に心が震えた - パパジン - papazine -

シャーロック・ホームズ対伊藤博文(松岡圭祐)

もしもシャーロック・ホームズと伊藤博文が出会っていたら

著者は同じく松岡 圭祐。

 

 

ぼくはシャーロックホームズの本はそんなに読まないんですけど、タイトルからして興味を掻き立てられます。

どうやら大津事件という、これまた1つの事件にフォーカスを当てた本です。

大丈夫、シャーロックホームズも大津事件もどちらも知らないぼくでも楽しく読めましたから!

シャーロック・ホームズが現実の歴史に溶けこんだ。いかに彼は目撃者のいないライヘンバッハの滝の死闘で、モリアーティ教授への正当防衛を立証し、社会復帰しえたのか。日本で実際に起きた大津事件の謎に挑み、伊藤博文と逢着する。聖典のあらゆる矛盾が解消され論証される、20世紀以来最高のホームズ物語。

【感想】舞台は大津事件!『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』の2人の共演が面白い。 - パパジン - papazine -

まとめ:やっぱり映像の世紀でしょ!昭和史でしょ!

というわけで力尽きました涙

興味ある人は映像の世紀を観るもよし、

 

 

面白くて読み易いと有名な半藤さんの昭和史を読むもよし!

 

 

気が向いたら、永遠のTo be continuedとして、適宜付け足していきます!

ほんだらのー!