大学生のころ、素朴に疑問だったんですよね。
「どうして、世の中の経営者とか有名なビジネスパーソンは、みんなあんなに話が上手なんだろう?」
今34歳の自分が振り返っても、それに対して明快に答えてくれる本や研修はないし、なかったと思うわけで。
「話をするときに緊張しないようにするには」、「分かり易く伝えるには」がせいぜいで、「そもそもの話を面白くするコツ」みたいなものは案外、誰も何も教えてくれないもんなのです。
でもね、ぼくは幸いなことに大学生であるうちに自分のなかで答えを見つけちゃいました。
今日はそんなお話です。
ぼくが学祭でお店を出した理由
プロフィールの大学時代の欄にも書いていますけど、ぼくの大学時代のハイライトの1つに学園祭での出店ってのがあります。
参考:パパジンなにそれ(ブログプロフィール) - パパジン - papazine -
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2004年の春。
就職活動も一定メドがついて、アルバイトに明け暮れていた当時大学4年生のぼくは、図書館の前で友達と話してたんですよ。
ぼく)「なんかさー、バイトばかりしてても貯まるお金って限界あるよね?」
友達)「まあ、多少時給によって変わるけど、月に5万とか6万くらいだよな」
ぼく)「楽して儲ける方法ってないもんなの?」
友達)「そんなのあったらもうやってるだろw」
ぼく)「あ、そういえばさ、もうすぐ学祭だよね?あれで一儲けできたりしない?」
友達)「なに、模擬店でもやるの?」
ぼく)「いや、そういう面倒くさいのはいいや。なんかさ、自分たちが何もしなくても儲るものってないの?」
友達)「漫画喫茶じゃね?」
ぼく)「学祭で漫画喫茶・・・シュールすぎる笑」
友達)「雀荘とか?」
ぼく)「ごめん、おれ、麻雀分からん」
友達)「ビリヤードとか?」
ぼく)「あ!ダーツ!ダーツだ!」
友達)「ダーツ?」
ぼく)「ダーツならお客さんが勝手にお金いれて勝手に投げて勝手に突き刺さった矢を抜いてくれるでしょ?マジ楽じゃん」
友達)「確かに。やってみるか・・・つーか、申し込みっていつまでなんだろね?」
思考の足跡が勝手に面白がられる
上記は、ぼくが学祭にお店を出すにいたった経緯です。
はい、何も隠すことはありません。
お店を出すのは完全にお金儲けが目的でした笑
でもね、お金儲けにもいろんなやり方があるでしょ?
- 模擬店出してスマートにコツコツとお金を稼ぐ
- 演技や舞台を観ていただくための入場料を取る
- 演技や舞台を観ていただいたあとでおひねりをもらう
特に正解があるわけでもない。
そんななかで、
- 「楽にお金を稼ぎたい」と思って、ダーツの店を出しました
- なぜならばお客さんが勝手にお金を入れて、勝手にダーツを投げて、勝手に矢を抜いてくれるからです
とぼくは言えます。
はい、ここって結構重要よ!試験に出ますよ!
なぜそれをやるに至ったのか。
もし、それを自分の言葉で表現できるのならば、あら不思議。
受け手は勝手に面白いと思ってくれるんですよ。
別に、ぼくは自分が考えたことを言っているだけなのにね笑
あ、ちなみに、楽して儲けようと思ってはじめたダーツですが、
- 3投で100円の値段設定もあってか客は殺到
- 一方で、3投するだけでも数分時間を要する強烈な薄利多売
- 客の回転数を上げるために、店員である自分たちが矢を抜く羽目に
- 売上を上げるために、ドリンクを作るために自分たちはさらに多忙に
というわけで、学祭終わって宴の後には、ものの見事にお金は何も残りませんでしたw
「なぜ」に「らしさ」が現れる
ネット言論界で有名なちきりんさんという凄腕ブロガーがいます。
で、その方がよく言うんですよ。
「自分のアタマで考えよう」ってね笑
それって多分、こういうことだと思うんですよね。
ぼくが学祭にダーツのお店を出店したケースでいえば、
- なぜ、学祭の仲間にA君を引き込んだのか
- なぜ、ダーツを待つお客さんの机にテーブルクロスを敷いたのか
- なぜ、学祭が終わった後の稼ぎをその後の飲み会に拠出したのか
全部、理由があって、それを聞いた人は勝手に面白がる。
そういうシンプルな構図なんですよ。
世の中の経営者とか有名なビジネスパーソンの話が上手・・・に聞こえるのも同じ話。
そう、彼らの話が上手なんじゃない。
ぼくらが彼らの「なぜ」という思考に触れて、勝手に面白いと思ってるだけなんですね。
「なぜ」のPDCAが多ければ多いほど面白い
このカラクリが分かる人にはこの本がとても面白いはず!
商品紹介はこんな感じ。
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— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) 2017年7月12日
まとめ:新しいことをやるときは誰もが路上ライブから
よく路上ライブに例えられるブログ運営。
そこにおいても大切なエッセンスが込められています。
これは完全に自分のためのメモ!w
ここから僕は工夫を重ね、半年後には、多いときには月10万円ほどのお金がギターケースに入るようになっていました。
半年間でどんな工夫をしたか。
試行錯誤の中でわかった最も重要なことは、「濃い常連客」を作ることでした。そのためには、大きく分けて、三つのステップがあると最終的に気付きました。
1ステップ目は、街行くお客さんに、会話のキャッチボールが成立する、「コミュニケーション可能範囲」に入ってきてもらうことです。(中略)
2ステップ目は、リクエストを受けることでした。それも、時間差で。(中略)
そして、ここまできてようやく、とどめの3ステップ目です。ここで初めて、仲良くなったお客さんに、オリジナル曲を披露します。
さあ、ブログも頑張りましょうか。
あ、ぼくがブログを書く理由はこちらからどうぞw
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ほんだらのー!