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「定年は生前葬」という発明級の比喩に拍手!小説『終わった人』が描く定年のリアルが面白い。

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話題の定年小説、『終わった人』を一気に読了。

いや、これはビビりました。

定年が一気に自分ゴト化しましたよ笑

 

 

「定年って生前葬だな」という比喩にしびれる

まずね、最初の一文が秀逸すぎでしょ。

「定年って生前葬だな」

ってオイ、「え?定年が生前葬って何のこと?!」ってなるもんね笑

定年って生前葬だな。

衝撃的なこの一文から本書は始まる。

大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。

仕事一筋だった彼は途方に暮れる。年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。

これからどうする?惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか?ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。

シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた話題沸騰必至の問題作。 

でも読んでみたらなるほどーと思う。

ぼくは定年を迎えたことはないからよく知らないんだけど、「最後の日」はこんな感じらしくて、それってまさに“定年は生前葬だ”と思うわけよ。

  • 定年の最後の日だけは地位に関係なく黒塗りのタクシーが玄関に待っていて、
  • ロビーには花束やテープやクラッカーをもった社員たちが並んでいて
  • 元気でしっかりしているうちに、人生が終わった人として華やかに見送られる

深いよね。

だって、

「定年が生前葬なら、退職金って何に当たるんだろう?」

とか

「退職再雇用ってどういうこと?」

って考えさせられるもんね。

定年を迎えた人のリアル

ぼくらの中には、なんとなく、なんとなくだけど、「定年後ってこんな感じなんだろ?」みたいなものってあるじゃないですか。

例えば、毎日家にいて奥さんから煙たがられるとかそういうやつw

そんな新聞やテレビで見聞きした先入観まみれの「定年後」について、本書では、心の変化含めてめちゃ細かく描写されてるんですよ。

例えば、、、

定年を迎えた当日に、どこで誰と何を食べたいと思うものなのか?

これ1つとったって、僕らは何も想像つかないわけで。

でも、どういう心境になるのか、興味はあるっていう、その気持ちがね、ページを繰らせるんですよ!

だから一気に読めてしまった笑

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まとめ:定年もコンテンツになる時代

「終わった人」を読んで思ったことは、定年もコンテンツになるなってこと。

既に退職ってもうコンテンツになってるじゃないですか。

退職する人が、その節になって万感の想いをもってしたためる言葉って読む者に深く突き刺さって、ネットでも度々話題になったりするし。

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でも、定年って、あまり取り上げられてこなかったと思うんだよね。

それが、今回の小説で

「あれ、定年って意外とドラマがあって面白いぞ?」

となったんじゃないかって思う。

実際問題、この終わった人がドラマになったら観たいし笑

定年がこれからコンテンツとしてどうなるか、注目です。

ほんだらのー!